アナログって言わないで~現役の広告塔「のぼり」~

のぼりって戦国時代からあったの!?

のぼりは、お店を活気づける、とても便利な広告ツールです。光ったり、音が出たりするわけではありません。しかし、風が吹けばはためいて、その動きでお客さんや、道行く人の視線を引き付けることができます。
みなさんは、この“のぼり”の由来をご存知でしょうか?もともとは、戦国時代を経て用いられるようになった、軍旗のひとつでした。味方の軍と敵軍を識別するのに、利用されていたようです。
また、一口にのぼり、といっても、実は作成方法には違いがあります。まずは印刷方法。現代ののぼりは、インクジェットプリントの普及で、以前より小ロット、コスト削減が可能となりました。また細かい絵柄で作れるようにもなったことも大きな進歩でした。印刷方法としては、他にシルクスクリーン印刷がありますが、こちらは色鮮やかで、色褪せが少ないのが特徴です。版代はかかりますが、100枚以上など、大量に作成する場合は、インクジェットに比べて1枚当たりがぐっと安くなるそうですよ。

固定方法にも違いがあります!

布を旗竿に固定する方法は、布製の筒によって、部分的に数か所竿に固定する乳付旗(ちつきばた)、旗竿への接合部分を袋縫いにし、竿に直接縫い付ける縫含旗(ぬいふくめばた)のふたつがあります。乳付旗はいくつかの乳(ち)と呼ばれる布製の筒によって竿に固定します。丈夫さでいえば、縫含旗の方が上です。
また、布の右側と左側、どちらを竿に固定するかでのぼりの表が見えるか、裏が見えるかが変わってくるのです。普段の風向きを確かめて、道行く人やお客さんに表が見えるようにこだわって作られている場合もあります。ちなみにこの”乳”は、犬の乳首のように行儀よく並んでいることが由来だそうですよ。
いかがでしたか?アナログな広告塔“のぼり”も技術の進歩に合わせて、現代らしく変化していますね。昔は竹でできていた竿も、今は色や形、様々なバリエーションがあります。普段何気なく見ている“のぼり”に、今度ぜひ注目してみてくださいね。